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2017年1月5日木曜日

七人の侍。 僕はこの映画を観るにつけ本当に哀しい気分になってしまう。黒澤映画最大の娯楽作品であると同時にかなり風刺の利いた問題作ともとれる。男なら誰しもこの悲劇的な生き方に妙な憧れを抱くはずだ。悲劇と言えばそうであるがまたこれを浪漫と解釈できる事に男心を感じてしまう。まぁ、男は余計な事、全く利益に繋がらない事、或いは名誉を最も尊び、犠牲や義憤といった無駄にエネルギーを使う社会正義に恍惚感を覚える生き物なのかもしれない。損得や正否を超える感覚に目覚めた時、良心はその真価を発揮するのではないだろうか…、って思う。男であることを確認する上でこの作品は最適であると僕にはたまらなく魅力的な映画であります。


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